【 ジャッキー米国進出第1作目 】
この作品が日本で公開されたのは1980年9月。同年4月には「笑拳」、6月には「拳精」とジャッキー作品3本が公開されている。前年1979年には「酔拳」と「蛇拳」が公開され人気沸騰期が来ていたし、ジャッキー黄金の80年代の始まりだった!
「バトルクリークブロー」は、大技披露やコミカルアクションでないカンフーメインのシリアスアクションに徹したコンセプト。あとローラースケートレースもあるけど・・
それも「燃えよドラゴン」のヒットの余韻が抜け切らない監督ロバート・クローズと関係者らがジャッキーを第2のブルース・リーに仕立てたかったからか、完成品の評価は高くない作品。
でも、ラロ・シフリンのスコア(燃えよドラゴンに続く)や大御所俳優ホセ・フェラーの起用、そして極めつけはジャッキーの台詞/肉声が初めて聞ける作品だったりする(香港では1990年代の初めまでは実写映画でも声優による吹替が当然だったというから驚き)。