さりさり

ロッキー3のさりさりのレビュー・感想・評価

ロッキー3(1982年製作の映画)
4.3
今日で Filmarks3年目に突入しました!
私の拙いレビューをいつも読んで下さる皆さま、本当にありがとうございます。
これからもマイペースでのんびりと続けて行こうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、記念日レビューは『ロッキー3』!!!
2周年の時に『ロッキー2』を観たので、今回はロッキーマラソンも兼ねて3を!!!
ロッキーシリーズを観る時は、YouTubeで荻昌弘さんの解説を観てから本編を楽しむようにしています。
今回も荻さんの素晴らしい解説で気分を盛り上げ、一気に観ました『ロッキー3』!!!

*****

今回の対戦相手は悪者過ぎる。
ロッキーにものすごい敵対心を持っていて、とにかく「殺してやる!」って勢いで攻めて来る。
もう殺人マシーン。
性格も悪そう。
実にわかりやすい悪役。笑
怖いし嫌い。
だってあの男、闘い方がスポーツマンシップから外れてる。
男と男、人間と人間の闘いじゃない。
ただの殺し屋。
なんちゅうキャラ。

おまけにロッキーはハングリーさを失っている。
1や2の時の飢えた虎のような鋭い眼差しはない。
原因はわかっている。
中盤で突如訪れた、ある人物との悲しい別れのせいだ。
その悲しみからどう立ち直るのか、そして対戦相手に感じてしまった恐怖をどう打ち消すのか、今回はそれがひとつの見どころになると思う。
更に、今の自分自身の弱さと力のなさにも気づいてしまったロッキー。
その苦悩を乗り越える事は出来るのか。
『ロッキー3』はまさにロッキーの自分自身との闘いでもあると思った。

前回の対戦相手となったアポロが、今回はコーチとして力を貸してくれる。
泣かせる展開だ。
やはりアポロは紳士。
頼りがいがあるし、行動がスマート。
そういう展開をみても、ロッキーは本当に周りの人に恵まれていると思う。
何よりも恵まれていると思ったのは、やはり最愛の妻・エイドリアンの存在だ。
今回も、ここぞという時に彼女が出て来る。
感動の展開だ。

正直、1や2と比べると、全体的にやや盛り上がりに欠け、ラストも見えてしまうと思う。
でも今回のストーリーもロッキー・バルボアが歩んだ人生のひとつだと思えば共感も出来る。
彼にとっても素晴らしい経験。
人生の大切な1ページになったと思う。

ロッキー・バルボアは万人に愛される存在だろう。
ロッキーがリングに上がった時の観客のあの歓声を聞けば一目瞭然だ。
私もあの観衆の中の一人として、今回も楽しませてもらった。

アポロとの友情に乾杯!
エイドリアンとの愛情に感涙!
果敢なロッキーの人生の1ページ、愛と勇気をありがとう!

*****

来年の Filmarks4周年には『ロッキー4』を観ます。笑
さりさり

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