LEONkei

狂った一頁のLEONkeiのレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
3.5
くるくるとカラダを拗らせ踊り狂う女は、窓から入り込む雷光が作だす自分の影と狂乱乱舞…、そして冷えたコンクリートに力尽きる。

そう、ここは薄暗くドス黒い鉄格子で囲われた廃墟のような精神病棟。

狂った患者の顔つきは獣物のようにも見えるが、何処を見つめるその顔は感情を抜き取られた能面のようにノッペリと。

音の無い不自由な表現描写は、寧ろサイレントを効果的に恐怖と人間心理を上手く描く。

不自由な環境下ほど自らの経験・知識・知恵、そして創造力が試される..★,
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