片腕ファルコン

狂った一頁の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
3.3
まず90年前の日本映画という事が衝撃だ。

しかも日本初のアヴァンギャルド映画。
当然サイレントだが、流れるBGMがまたクレイジーで不気味さを際立たせている。。

冒頭の「狂つた一頁」の字体がカッコ良すぎる。

舞台は精神病棟で現実と幻想が交錯してる様子は巧妙に表されている。
最近の若いインディー映画監督が未だに同じような事やってるが、そういう監督こそコレ見て欲しい。90年遅いよ、と。

特に中盤の精神患者達が踊り狂うシーンは音楽共に圧巻の一言。

ホントは数年前の映画じゃないんですか~?と疑ってしまう。。

ちなみにコレVHS含めソフト化されてませんが、実はYouTubeで見れます。

https://www.youtube.com/watch?v=UXlQ1_9Ypwo
(もしくは「狂った一頁」で検索)
※基本的には怖いです。『リング』の呪いのビデオみたい感じです。