BS放送の録画。146分なので「オリジナル・ディレクターカット版」として解釈するべきか。NHKの作品紹介がそのようになっていないからモヤモヤしてます。
アクションシーンとして盛り上がる3箇所。
冒頭、鉄道会社における銃撃戦の迫力で一気に魅せられる。一般人の列を巻き込む大惨事。
中盤の列車強盗もスゴい。
列車の暴走や、橋の爆破の緊迫感。
(導火線の点火が早過ぎてドキドキする。)
そして最後は魅せるクライマックス。
圧倒的に不利な戦いを挑む。
仲間の不当な扱いを受け、勝てる可能性が低いケンカを持ち掛ける。
これぞアクション映画。
多くの者が魅了させられ、多くの作品へ影響したと思われる本作品。
アメリカン・ニューシネマ。
散り行く命の美学。
そのような傾向があった時代だ。
蟻の大群vs.サソリ、
酒樽風呂での豪遊、
三脚無しの機関銃を乱れ打ち、
酒瓶回し飲みで最後は空っぽ、
などの挿入される小話もグッド。
本当は仲間になりたいソーントンの構想もグッドだ。
最後は意外な結束が生まれる結末。
人生に疲れきって脱力していたところに、
もう一仕事するかと決意させるように差し伸べられた結末が良い。
今回、7/2にBSプレミアムで放送していたものを録画して鑑賞したが、明らかに通常版(137分)ではない。
放映されたものは、オリジナル・ディレクターカット特別版(146分)だと思われるが、完全版(143分)というものもあるらしく、その辺りの違いがよくわからないためモヤモヤする。