『ティファニーで朝食を』などの著者として知られ、文学界に名を残す作家トルーマン・ カポーティが、ノンフィクション小説の名作「冷血」を書き上げた6年間に迫るシリアスな伝記映画。
好きな役者の中の1人フィリップ・シーモア・ホフマン。
本作で第78回アカデミー賞の主演男優賞を受賞した、フィリップ・シーモア・ホフマンにとって代表作と言っても差し支えない作品。
にも関わらず…
ここまで鑑賞せずに暖めてきたのは、ホフマンが亡くなる前に鑑賞しなかったためである。
ホフマンが亡くなったことで、彼の新たな演技はもう観ることができない。
そう思ったら、アカデミー賞を受賞した彼の演技を観るのが勿体なく思えてしまうという、我ながら意味不明の理由で暖めてしまいました😅
そんな意味不明の理由で暖めてきた作品を、無性にホフマンをみたいという衝動に駆られ解禁してしまうという、これまた意味不明の行動😅
我ながら謎ですw🙈
さて、肝心の本作は…
フィリップ・シーモア・ホフマンによるカポーティの演技はお見事の一言。
声や外見まで似せて来た役作りも素晴らしいが、感受性豊かな人物像を実に見事に演じていたと思う。
また死刑囚との奇妙な友情が生まれていく様子、そして友を想う気持ち、作品を完成させたいという思い。
カポーティの心境の変化、苦悩と葛藤がとても表現されていたと思います。
死刑囚となったペリー・スミスの犯行シーンや、悪びれた態度などが余り描かれていないところも構成としては良い。
お陰で観ているコチラもカポーティの気持ちに何となく近づいてしまう。
ラストはカポーティつられて、無意識に貰い泣きもしてしまいました😢
そして…
ラストの“あの”シーンは中々の衝撃でした😱
ストーリーとしては平均的レベルだと思いますが、今回はホフマンの演技、ホフマン好きの加点による点数です🤔