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エレキの若大将のjun2kmのレビュー・感想・評価

エレキの若大将(1965年製作の映画)
3.9
あー!おれ、泣いちゃったよ!
私が生まれ育った時代が、この作品に閉じ込められてるんだ。雄一が中禅寺湖で澄子さんに歌う場面で、とうとう泣いてしまった。戦後に育った沢山の人達は当時、映画館で上映されたこの作品のカラーの大画面とエレキの音量に引き込まれていたんだろうな。もちろん、加山雄三の映画が好きな私の母親も。私の母親は地方の中学校を卒業して都会で働いていたんだ。でも、中学校を出て都会で就職することなんて、地方では普通の時代だったんだぜ!そして沢山の人達がこの映画で生きる楽しさを感じていたに違いない!そんな事を考えてこの作品を観ていて、湖での歌の場面で泣いたんだ。あの歌は、もはや澄子さんのためでなく、日本の若い人達に向けて歌ったものだから、ね。
大学スポーツ、東京の地下街、エレキ、クルマ、ドライブ、乗馬、少しずつ時代に受け入られてきた女性の溌剌とした姿、、、。この時の価値観が今の日本のインフラを作ってきたんだ。←これ、根拠なしっす🤣 だけど、あの時の価値観や未来の見通しは間違いだったかな?
ま、それは置いといて。おれ、湖畔でギターをつまびいてキミに歌を聞かせてあげたいな。いいだろ?
あ、そうそう。このシリーズで私がいっつも注目してるのは、雄一の妹の照子と、雄一の友人の江口のラブです。この2人の愛って、いいんだよなぁ!
スコアはもちろん、サンキューの3.9!
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