1960年代末、ペンシルベニア州の田舎町。製鉄所で働くマイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、スティーヴン(ジョン・サヴェージ)ら6人の仲間たちは、仕事が終われば酒場に集い休日には鹿狩りを楽しむ平和な日々を送っていた。
やがてベトナム戦争が始まり、志願した3人は、地獄のような戦場で奇跡的に再会を果たすが、敵兵の捕虜となり、その後の人生が大きく変わっていく…。
かなり衝撃。もっと早く観れば良かった。
3時間の長さも気にならないし、ベトナム戦争の映画と思って観たのに、戦地のシーンは30分程度。
それなのにこの先忘れないであろう脳裏に焼き付くシーンは本当に衝撃だった。
実話映画ではないんだけど、こんなことが実際には起きていなくても、普通の青年達の人生が、戦争を経て大きく変わって行ってしまう様を伝えるのには十分。
戦争に行くまでが長いなんてレビューもちらほら見かけたけど、個人的にはあの長さがあるからこそ戦地のシーンが記憶に刻まれるんだなと感じた。どこかでネタバレ見ちゃうかもしれないけど、何も見ないで見て欲しいな。
見たとしても息が詰まるような緊迫感と身体がザワザワと落ち着かない感じは十分に感じられると思うけどね。
戦争映画かと思いきや青年達の友情の物語なのがとても感情移入しやすくて観やすかったのはとても良かった!でも、ベトナムから帰還後のそれぞれの変化と行く末が悲惨で悲しくて、いたたまれなかったなぁ…。
内容とは関係ないけど、クリストファー・ウォーケンの若い時があんなに美しかっただなんて知らなくてびっくり!イケメンなんて言葉では軽すぎるくらいの美!めちゃくちゃ美人。
中性的で美しすぎる顔立ちに惹き込まれるのよ…🙄 なんとなくふとティルダ・スウィントンが頭を過ぎったんだけど、性別関係なしの人類美みたいな感じ。
そして、ロバート・デ・ニーロが主演ではあるものの、クリストファー・ウォーケンが主演ってくらい役柄も演技も素晴らしかったです👏
彼らがしていた鹿狩りと、戦地での出来事で彼らが感じた多大な恐怖を表しているタイトルが秀逸。
忘れっぽい私だけど、この作品はこの先も覚えてると思う。そのくらいのインパクト作品でした!
2024-40