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カレーライスの一のレビュー・感想・評価

カレーライス(1962年製作の映画)
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潰れかけの出版社で働く江原真二郎と大空真弓が返品本の山をチューチュータコカイナと勘定してトラックに積んで手売りに出かけるくだりからすでにグッド・カップルで、好き同士のまま核心に至るのを引っ張り続ける二人のシーンは全部良い。結局あっという間に社は倒産、思いつきでカレー屋開業(スポンサード・バイ・エスビー食品)を目指すご両人。すったもんだありつつの開店初日に今までの登場人物がみんな勢揃いでカレー食いに来てくれるのハッピー度高し。ただラブコメとしてはハッピーエンディングとはいえ、一応お仕事映画でもあるわけだから、最後大事なお客ほったらかしてキッチンでいちゃこらキスしてるのはどうかと思うぞ(番匠映画なら許されるんだが)。まあ待たせてるのが天使のような左卜全だし、二人ともキュートだから良いけど。
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