ボブおじさん

ノッティングヒルの恋人のボブおじさんのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
4.0
2015年にリバイバル上映で観ているので、およそ10年ぶりの鑑賞だったが、改めて見ると結構ヒドイ話なのだ😅

イギリス🇬🇧の小さな街ノッティングヒルを舞台に世界的な映画女優アナ(ジュリア・ロバーツ)と地元の小さな書店の店主ウィリアム(ヒュー・グラント)。全く違う人生の2人が出逢う、恋の行方を描いたロマンチック・コメディ。

確かにアメリカ人🇺🇸のアナはセレブで美人、おまけに財力もある。だからと言って何をやっても許されるという訳ではないと思う。

もしも私が出会ってすぐの女性に、相手の同意も得ずにキス💋したら、速攻捕まります😅

一方、アナの気まぐれに巻き込まれた哀れなイギリス人🇬🇧の一般男性ウィリアムは、やる事なす事、人がいいにも程がある。

これよく見たら女性にとっての理想の男性ってことなのか?

どんなにヒドイ仕打ちをしても、しっかり付いてきてくれて、支えてくれて、決してブチギレたりはせず、逆に自分がブチギレても優しく笑顔で向かい入れてくれて😅

まだ若いジュリア・ロバーツの弾ける様な笑顔とスローなカメラワーク、そしてエルヴィス・コステロの名曲〝She〟に騙されて、ずっと感動的なラブロマンス💕だと思っていたが、お人好し男を手玉に取るワガママセレブの話だった。よくよく見るとウィリアムが余りにも可哀そうだ😢

嫌、悪いのはジュリア・ロバーツでもヒュー・グラントでもない。真の悪玉は脚本を書いたロマコメの帝王ことリチャード・カーティスだ。

こんな風に書いたら皆んなハラハラするでしょ、あんな事言われたら皆んなドキドキするでしょってな具合に、こちらの人がいい事に便乗して、まんまと感動させにくる。おかげで今回も、まんまとドキドキハラハラ感動させられた😂

〝女に同じ事をしたら許せないのに、男なら多少ヒドイ事をしても許されるというセクシズムを逆手に取ったセクシスト映画である〟なんて野暮な事を言ってはいけません😅


〈どうでもいい余談ですが〉
◆誕生日のディナー・シーンで、アナは最新作で1500万ドル稼いだと話すが、この金額はジュリア・ロバーツの本作の出演料である。
◆ウィリアムが住む青いドアの家は、脚本のリチャード・カーティスがかつて住んでいた家である。
◆最後にウィリアムが公演のベンチで読んでいる本はルイ・ド・ベルニエールの「コレリ大尉のマンドリン」である。実はロジャー・ミッシェル監督が次回作としてこの映画を撮るはずだった(実際はジョン・マッデンが監督した)。