マーくんパパ

光の雨のマーくんパパのレビュー・感想・評価

光の雨(2001年製作の映画)
3.9
2001年本作から6年後に若松孝二が『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』で同じ題材をよりリアルに描いているが、本作では“総括、自己批判”という名の凄惨な仲間割れリンチ事件を当時の政治状況を知らない若者たちに演じさせ自分で登場人物を演じ、どう感じるかを劇中劇として並行させて描いているのが大きな特徴。こちらの方が途中途中で進行ストップして現代に戻してくれるから、しんどさはやや薄れて観続けやすいかも。首班の森恒夫を演じた山本太郎はこの辺りで政治の世界に目覚めたのかな?と邪推しました。