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二匹の牝犬のimaponのレビュー・感想・評価

二匹の牝犬(1964年製作の映画)
3.7
緑魔子トーク付きで15年ぶり鑑賞。
緑魔子出演の旧邦画を追い掛け観てきたけれどこのデビュー作に関しては小川眞由美がカッコ良すぎる。勿論、緑魔子のデビューとは思えない存在感とふてぶてしさも素晴らしいのだけれど。
「すごく綺麗でずっと見惚れてました」「優しくいろんな事を教えてくださいました」緑魔子談
トルコ勤めで疲れて帰宅。服脱いで下着姿で煙草ちょっと吸って、稼いだ金荒々しく数え押入れの鍵付き箪笥にしまいベッドに入る。その一挙手一投足のカッコ良さを追うカメラともの悲しいギターのスコア(渡辺宙明)
前半カッコ良かった小川眞由美が後半杉浦直樹に「つまらん女だよ」と侮辱されてるのも良い。幸せな家庭生活を求めて良き妻になろうとしている。

開巻で「政府の命令で本日より休業」ったって非常事態宣言じゃないよ。昭和33年3月31日、産まれてないけど忘れやしない日。
この時代の特浴。トルコ風呂という名称にはギリギリ間に合ったがこのシステムは経験がない。ガキの頃TVで見て憧れたもんだ「ゴキブリしぬしぬ」とか言いたかったもん。でもあの一人用サウナには入りたくないな。
トルコ嬢役の面々も若水ヤエ子含めて皆良い。誰が誰なのかわからないけど宮園純子の美貌は目立つね。他に本山可久子、北原しげみ、新井茂子、青木千里。

問題のキャットファイトでは音はそのギター劇伴のみ。

種違いの妹緑魔子の非情さ不適さに戦く、恐怖の偽処女(笑)
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