「心と体と」の監督さんのデビュー作ということだが、個人的な好みかどうかはともかく最初からこんな作品が作られるのは純粋に凄い。時代の移り変わりをエジソンと絡め、様々な過去の名作を思わせるようなネタを散りばめ(やっぱ星が話すシーンは私が大好きな「素晴らしき哉、人生！」だよね？)、そして双子の女性のどこか現実感のない物語を幻想的な映像で綴っていく...正直ストーリーはそれほど濃くなく進みも悪いので映像センスの散発的な吐露を見守るだけに留まったが、でも「この才能が素晴らしい脚本と出会ったときにどれだけ爆発するんだろうか」と思うとこの監督さんへの今後の期待が半端なく高まる。
