ユースケ

カウボーイ&エイリアンのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

カウボーイ&エイリアン(2011年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

【インディ・ジョーンズ】シリーズは【007】シリーズをモデルにスティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが作り出したシリーズだと聞いた事があったので、6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグとインディ・ジョーンズのハリソン・フォードの共演を期待して鑑賞しましたが、何回鑑賞しても面白くなく、何回寝落ちして何回ダニエル・クレイグが腕輪を構えるメニュー画面を見せられたのかわかりません。

西部劇にSFをぶち込むアイデアは面白いと思いましたが、キャラクターもストーリーもガジェットも薄味。ダニエル・クレイグとハリソン・フォードに加え、オリヴィア・ワイルド、サム・ロックウェル、キース・キャラダインなど、豪華なキャスティングも台無しです。宇宙船も地味すぎて驚きがありませんでした。

クライマックスの人質救出作戦の盛り上がらないっぷりはある意味必見。
計画性のない出たとこ勝負の人間側もひどいけれど、光に弱いはずなのに昼間の荒野を駆け回り、腕輪が唯一有効な武器のはずなのに銃やナイフで殺される設定無視のエイリアン側もひどい。
ついでに、救出された人質たちは記憶が曖昧なので反応も曖昧だし、なによりも、「お前を息子に欲しかった」と、ハリソン・フォードとアダム・ビーチ(養子)の別れを見せられた上で、ポール・ダノ(実子)との再会を見せられても感動なんてありません。

みどころを捻り出すのであれば、ダイナマイトを括り付けたナイフでエイリアンと刺し違えるヒゲオヤジくらい…あっ、【エアベンダー】の頭に矢印が光るカンフー君(ノア・リンガー)と【プレデターズ】のプレデターにナイフ一本で飛びかかって生きたまま脊髄と頭蓋骨を引き抜かれる死刑囚(ウォルトン・ゴギンズ)も出てるよ。

ちなみに、製作のスティーブン・スピルバーグに「なぜ映画化されなかったのか不思議なほど素晴らしい原作」、監督のジョン・ファヴローに「この原作を見つけた時に、すぐにでも取り組むべきだと思った」と賞賛された原作のアメコミも微妙でした。

以上、これにて【シェフ 三ツ星フードトラック始めました】の溜め終了。