個人的リー・リンチェイ祭第三弾。
今回はアクションを封印し、自閉症の息子を抱えた余命少ないお父さん役。
小柄な父が大きな身体の息子の世話をする、それだけでも大変なことですが、父親自身も仕事をし、身体をガンに蝕まれながらも、息子の自立のためにあらゆることを教え込んでいくのです。
これは愛がなくしてはできない。
周りに善人しかいない、非現実的でもありますが、これは愛に焦点を絞ったのだと思います。
監督は10年以上自閉症児のボランティアをしていたことがあるそうですし、辛い現実を描こうと思えばいくらでもできたはずですから。
リー・リンチェイは優しくて誠実さが滲み出る父になりきっています。
少しもアクションしそうにないけれど、可愛いらしさは中年になっても健在(むしろお肌は若い頃より綺麗😅)
裁縫するリンチェイ、バスの車掌の真似をするリンチェイ、完成度の高い海亀のコスプレをするリンチェイ…可愛さが止まらない。
柴さんの気持ちが痛いほどわかる(笑)
父と柴さんとの思いやりに溢れた大人の恋、大福の鈴鈴への淡い恋(?)もよかった。