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ヘアピン・サーカスのyaaaのレビュー・感想・評価

ヘアピン・サーカス(1972年製作の映画)
4.0
木下大サーカス、板野サーカス、ヘアピン・サーカスには「あぁぁっ!」と歓喜の声をあげたくなる瞬間がある。
黄色いトヨタGT2000で高速道路であおり運転して見知らぬ車にカーチェイスを挑む危険行為を「これが生きがいよ」とうそぶく刹那にいきるおねいちゃんに、無口いや喋らないほうが男前の自動車教習所の先生が大説教を喰らわす。ナメてた相手が〇〇〇〇でしたの系譜だが、よくあるジャンル映画に収まっていない。
映画前半は普通にストレートを走ってる感じだが、後半サイドブレーキ引いてハンドル急にきってギュルルルブルルー―とあらぬ方向へ爆走しだす。
「マッドマックス」1作目の冒頭のカーアクションが始まるのか!のワクワク感が立ち上がるが、アクセル踏み続けると次第に気持ちよくなってランナーズハイのように気持ち良くなってプシャーと白い物をぶちまける。
「あぁぁっ!」そうゆうことか!と驚く。

硬貨が彫刻ミスでヘンになっているのにめずらしい。それは工場で同じ物が大量に作られているはずなのに稀に起きるミスが唯一無二のものを創り出す奇跡。そんな映画。
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