ヘアピン・サーカスの作品情報・感想・評価

「ヘアピン・サーカス」に投稿された感想・評価

べらし

べらしの感想・評価

3.7
♪昨日は昨日 明日は明日
二度と来ない今日に 命を燃やそう

ニヒルという言葉も直ちににやけたスタアの売り文句になってしまう国において、真のニヒリズムが映像に表出されるということはこういったストイックかつ稀有な偶然、そして実存主義を肌で理解した戦争世代の作り手に依らなければならないのかもしれない
いやはや
さっ

さっの感想・評価

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夜の道路爆走ショット(ゲリラでやりたい放題)が全部素晴らしいがそんだけ。今や交通局も自動車メーカーも警察もこんな映画許してくれないだろうな、、
ラン

ランの感想・評価

3.8
‪夜の首都高羽田線に菊池雅章セクステットの演奏が映えまくるジャズ映画でした。ああ、クラブでこんな映画を流しながら駄話する日がまた来て欲しい。

スーパーカーにジャズと怪しいタバコ、当時の裕福でヒップな人達の楽しみが詰まっている感じ。‬

観るのにハードル高いなと思っていたら、某動画サイトにありました… 大画面と爆音推奨!
西村潔監督作品。
原作:五木寛之。
元レーサーの島尾は、ライバルを事故死させてしまったトラウマにより、今は運転教習所の講師として生計を経てているが、教え子の小森が走り屋となり狙った相手を事故に追いやっているのを知り・・・という話。

ジャズが流れながら夜の公道を車が爆走する。このジャズが一番の魅力。青白い街灯が連なっているのが美しかった。

一般の車が走っている中、車が縦横無尽に走っているのがすごい。70年代の首都高の風景が良い。
最後びっくりした。
主役の人がフルーツポンチ村上に似ている。
tunic

tunicの感想・評価

5.0
好き過ぎてこれまで何度みたかわからないくらいだけど、やっぱり映画館の一番前の席でシューマッハのように座高低くしてみる『ヘアピン・サーカス』は格別だ!

2019.12.26
過去に読んだ旧車の雑誌で知っていた、五木寛之原作の映画。
今回視聴の機会を得る。

夜の街を走り抜ける車。
昔の車なので、ヘッドライトは暗く、これも明るいとは言えない先行車のテールランプが頼りの中、疾走していきます。それに合わせ流れるジャズとエンジン音。
なかなか素敵で心地よかったです。

約半世紀前の東京~神奈川の街並み、当時の車やファッション等が新鮮。
大麻とか爆弾とか、70年代初め頃らしいアイテムもちらほら出てきます。

この雰囲気が好きな人には堪らないですが、そうでない人にとっては耐えられないかも。
臭いセリフのオンパレード。
撮りたいシチュエーションと構図をつなげているだけ。
Jefchef

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3.5
ストーリーはほぼないに等しいが、首都高で無許可で撮影されたといわれる暴走シーンがとにかく圧巻で、美しくもある。映画表現の幅の広さを感じさせられる作品。
早過ぎた漫画で言えば「湾岸ミッドナイト」、ゲームで言えば「首都高バトル」といった趣の70年代の車を題材にした作品。ジャズシンガーのキミコ・カサイもちょっとだけ出演してます。

作風はちょっとアート寄りというか、淡々と進み当時のレーサーによる演技は滑舌が悪く棒読み気味なのが気になりましたし、終盤のレースは割とだらだらと長めと正直眠くなってしまいました。しかし70年代の数少ない邦画のカーアクションは貴重で、当時の夜の首都高や「ランデブー」如く車の前に付けたカメラで高速を疾走するオープニング、実際のマカオのレースシーンは雰囲気たっぷり、そしてトヨタ2000GTやアルファロメオ1750、初代セリカ(ダルマセリカ)やマツダサバンナといった当時の車がどれも格好良いので車好きとしては結構楽しめました。

車のスペックやスピードの割には音がレーシングカー並の迫力なのはおそらく音を後付けしたからでしょうか。
確か監督の西村潔は、石原慎太郎と一橋大学では同級生で、同じ年に東宝に入社している(石原はすぐに退社)。東宝では異色の、アクションが得意の監督で、トランペッター日野皓正の手になる挿入曲「スネイク・ヒップ」が印象的な「白昼の襲撃」(1970年)は、深く印象に残っている監督作品だ。この「ヘアピン・サーカス」では、同じくジャズの菊地雅章を全面的にフィーチャー。作品の大半は、車によるアクションシーンなのだが、ジャズと車(トヨタ2000GT他)が見事にオーバーラップして、とてもスタイリッシュな作品をつくりあげている。

1972年の昨品だが、すでに日活のニューアクションは命脈が絶たれており、その「DNAれを、なぜか東宝の西村潔が受け継いでいた。というよりも、日活のニューアクションをさらにモダンにして磨きをかけた作品と言ってもいいかもしれない。原作は五木寛之の短編小説。主演に現役の人気ドライバー、見崎清志を起用しており、少しぎこちない台詞回しと表情が、不思議な雰囲気を醸し出している。

レースのシーンやカーチェイスの場面はとにかく素晴らしく、クロード・ルルーシュがパリの街をワンカメラで疾走した「ランデブー」のような映像を、この当時の首都高速で撮影している(いまではとても無理だと思う)。70年代初頭の時代がどっぷり詰まった作品で、物語にそれほどひねりがあるわけではないのだが、観た後には、鮮烈な印象が残る。西村潔監督の作品は東宝のラインナップからは外れているせいなのか、あまり観賞する機会に恵まれないが、
こうしてYouTubeにあがっているのは貴重だ。
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