yoko45

タワーリング・インフェルノのyoko45のレビュー・感想・評価

4.5
 138階の超高層ビルが落成式の日に火災、最初はボヤで消火できると思われたが、やがて炎は燃え広がり人々は逃げ場を失い消防隊にも被害が続出。
 刻々と状況が変わり大惨事に向って時が進んでいく不安と恐怖のなか、様々な恋人・夫婦・親子の愛と憎しみ、職業と個人の倫理道徳観もよく描かれていて見応えがあります。
 消防隊のチーフ(S・マックイーン)とビルの設計者(P・ニューマン)、この主演で中年二人の危機に立ち向かう命がけの姿がとにかく格好良い。そして三流詐欺師(F・アステア)と未亡人リゾレット(J・ジョーンズ)、老年二人の互いの好意とリゾレットに訪れる運命に言葉を失います。
 宙吊りになるエレベーター、隣のビルとロープで繋がった一人乗りの籠、人命が失われると分かっていながら他に選択肢の無かった最後の消火作戦、必死にしがみつく人々・・怖いですがやはり映画館で観ると迫力ありますね。それにしてもビル屋上貯水タンクの大量の水をどうやって用意したのか不思議です。

(メモ)
・OJシンプソンは結局?
・映画冒頭の主役二人の名前の表示ウラ話が面白い
・よくテレビで放映されていたのに起きた耐震偽装
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