今日はただペキンパーの映画を見たかった。
手元ですぐに見ることができたのがこの作品だが、
それでも、台風が来るなかでの衆院選2017が、
46年も前のこの作品と、
なんと多くところで通じていることか。
「I don't know my way home. 」と言う
ヘンリー（D.ワーナー）の言葉に、
ぼくもまた、デイヴィッド（D.ホフマン）とともに、
「That's okay. I don't either.」と
応えたい心境なのである。
そうなのだ。あれほどまでに
暴力から守ろうとした我が家は、
その悍ましさに触れた瞬間、
その感染力によって
もはや崩れ去る運命にある。
そしてそのとき、
おそらくは、
ぼくらもまた、
「帰り道」を
失うことに
なるのだろう。
