のりまき

わらの犬ののりまきのレビュー・感想・評価

わらの犬(1971年製作の映画)
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ペキンパーの作品の中で、もっとも不快でモヤモヤしてもう二度と見たくないと思う映画。でも傑作なので見てしまう。端っからアンバランスで歪で破綻は目に見えている。『クロスオブアイアン』でも描かれたが、あの爽快感はこちらにはなく、己を取り戻すのではなく、己を失う。なぜこんな目に遭うのかわからないホフマンの表情が印象的。子供嫌いには耐えられないシーンあり。悪意ある演出編集は『2001年』に匹敵し、耐性を要する。(161215)
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