メイマーツインズ

ダ・ヴィンチ・コードのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)
2.5
《歴史の謎。これは伝説か、真実か…》

ロン・ハワード監督×トム・ハンクスで贈る歴史ミステリー大作。
Netflixで再鑑賞。

オープニングのルーヴル美術館が美しい。
名画が並ぶ光景は壮観で、荘厳な雰囲気。
そこで、ルーヴル美術館館長が何者かに襲撃される。

そして、トム・ハンクス演じる歴史学者ラングドンが講演するシーンへ

う〜ん…
なんか難しい…

この作品、キリスト教史の知識がないと話についていけない。
”テンプル騎士団〟?
”マグダラのマリア〟?

イエス・キリストを”神格化〟していることで成り立っているカトリック教会。
”聖杯〟が実在することが公になれば、イエス・キリストの”人格化〟に繋がり教会の存在意義が…
それを阻止するべく”聖杯〟の守護者を抹殺していく。
ラングドン(トム・ハンクス)と暗号解読者ソフィー(オドレイ・トトゥ)が暗号を解読をしながら”聖杯〟の真実に迫る…という物語。

展開が慌ただしく、ミステリーとしても内容が薄い。
やはり原作が大作ということもあり、ロン・ハワードをしても”原作の世界〟を映画で表現するのは困難だったのだろう。
トム・ハンクスの演技力が生きてなく、”アメリ〟のオドレイ・トトゥ、”レオン〟のジャン・レノといったフランスを代表する役者も,作品にイマイチ溶け込んでない。

クライマックスでのロスリン礼拝堂は、素晴らしい景観で神秘さが漂う…
内容はともかく、歴史的建造物、街並や風景を目で楽しめる作品です。