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マイティ・ウクレレのChieのレビュー・感想・評価

マイティ・ウクレレ(2010年製作の映画)
3.5
●上手くなくても弾いてるだけで楽しい!ウクレレの歴史と切り開く可能性

○ジェイク・シマブクロさんの演奏から始まり、ハワイにまつわる歴史や、手軽に弾けることで広まった時代、お笑い芸人が弾いたことで衰退した時代、学校の授業でウクレレを習うなど、色んなウクレレの「かたち」を描いていく。

■感想
今年の1月に自粛生活を楽しく過ごすためにウクレレを買いました。アマゾンで6000円。大学でアルトサックス(数十万円)やってた私からすれば、え!?という価格でした笑

ギターと違って弦が柔らかいし4弦しかないので、You Tubeで簡単にそれらしく弾けるようになりました。最近弾いてなくて指がぷにぷになので、また弾こうかな。

作中でも、親がピアノやバイオリンを習わせるときは練習を強いるけど、ウクレレは期待値が低いからそんなことはしないと言っていて、納得。だれかに強制される楽器ではない気楽さが好きです。

この映画で1番面白かったのは、高校で授業としてウクレレ(安価なため生徒の数だけ用意できる)の授業があり、上手い人達はハワイに行ける。そこで演奏ツアーをしながら、現地の人に習い、披露する。3年生はそこでの演奏をもって引退する。

その演奏が、1フレーズ弾いてみんなで頭をかいたり、ラストに全員左手だけ隣の人のウクレレを弾いたり、とにかくユニーク。こんな先生に教わりたいなぁという斬新さでした。

芸人さんがウクレレを使ったことでイメージが悪くなり衰退したくだりは笑いましたけど、軽視されることと、手軽なことは表裏一体なのかな。

ウクレレは、何も押さえない(開放弦)でポローンとするだけでも結構癒やされるので、これからも相棒にしたいです。

119本目
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