Chie

テッド・バンディのChieのレビュー・感想・評価

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
3.7
●殺人鬼なの?濡れ衣なの?

■あらすじ
シングルマザーとの恋に落ちた男性は、信号無視をきっかけに逮捕されることになる。

彼は本当に無実なのか、猟奇殺人鬼なのか…という話。

◎感想
殺人鬼をテーマとして扱っているのに、ラブロマンスの面も併せ持った映画になっているのがすごかった。

殺人鬼が本気で恋に落ちた相手がシングルマザーというのも珍しい。フィクションなら説得力なさそう。

もしかしたら殺されていたかもしれないという想像が、愛されていた彼女には一番残酷だと思う。

古典的というより、自分で弁護したりするという意味では現代的な犯罪者という印象。

人間の狂気と愛の両方を垣間見た映画だった。

ザック・エフロン目当てで見たかったが、怖いからと先延ばしにしていた。

ようやく見られたが、やっぱり歌う彼が好きだなぁ。

そして、ラストの本物の映像。飄々とした姿にゾッとした。
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