金ローで観ました。
この映画が封切された年は、自分はもう中学生だったので全然興味なかったんですよね。なので、今更初視聴だったのですが、面白かった!
子ども向けということで、わずか90分にも満たない作品ですけど、とにかく密度が濃い。キャラクターの魅力もストーリー展開もぎゅっと詰め込まれていて本当に楽しかったです。
世界初のフル3DCGアニメに「おもちゃ」を主人公として選んだのは大正解だったなと思います。
このときのCGって、当時最新の技術を駆使しているとはいえ、まだ人間を描くには違和感が結構あって、子どももあんまり可愛くない^^;
けれど、個性豊かなおもちゃを描くときは、例えば材質による質感の違いだったり、細かい表情のつけ方だったりというところでCGの良さが出ているなと。
可愛くない子供といえば、シドですね(汗)
アンディも決しておもちゃを大切に扱っているわけではないんですが、シドのそれは常軌を逸している。ピザプラネットでも暴れてましたし。
ただ、ふと思ったのが、彼も最初から乱暴者だったわけではないのでは?ってこと。
シドはかなり歯並びが悪くて歯列矯正器をつけてるんですが(海外では、歯並びの悪い子はほとんどつけさせられるらしいですね)、そのせいでさらに見た目が悪くなってる。
なので、あくまでも想像ですが、そのことでからかわれたり、いじめられたりして孤独になっちゃったんじゃないかなと……
というのは、彼、母親に対しては割と素直なんですよね。根っからの悪ガキという感じはない。
的外れなことを言ってるかな?でも、大人になるとそういうちょっと違う見方をしてしまうんですよね。そういった意味でも味わい深い作品だと思いました。