納豆氷

竜とそばかすの姫の納豆氷のレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.9
サマウォ以来の仮想世界が舞台ということで、もう序盤から映像に圧倒されてました!
ベルや竜をはじめ、Azのデザインも素晴らしくて、クジラに乗ってベルが歌うシーンは鳥肌が立ちました。

ネットの中で人はどう評価されていくか、または貶められていくか、というところも「ありそうだなぁ」と思わせるリアリティを感じました。

何より主演の中村さんのお芝居と歌が素晴らしい!
周囲の声に悩み、恋に悩んで、どうしようもない感情が膨れ上がって泣いてしまう場面では、スズの辛さが伝わってくるようでした。
歌唱シーンはどれも本当に素敵で、ずっと見ていたいなぁ聴いていたいなぁと思うほどでした。

ストーリー的にはいろいろ粗がありましたけど(なんで相手の正体を暴けるほどの権限があるやつが、あんな大きい竜の城の場所を突き止められないのか、とか)、まぁ個人的には視聴の妨げになるほどのことはなくて、シンプルに楽しめたと思います。

前作の未来のミライがちょっと肩透かしで期待値が低かったせいもあるかもしれませんが、映像と音楽の融合は一見の価値ありです。
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