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溶解人間のTSのレビュー・感想・評価

溶解人間(1977年製作の映画)
2.7
短文感想 62点
土星まで旅立った宇宙人飛行士が謎の放射線を浴びて、生き永らえるのですが、どんどん容姿が溶けていくという様子を描いたもの。彼にはほぼ自我がないのですが、生きようとする執着心はあり、それが災いして他の人たちを恐怖に陥れていきます。人は容姿で判断してはいけない、とは言いますがこれは流石に厳しい。と、完全にゴア描写たっぷりのホラー映画なのですが、そんな変わり果てた姿になっても、彼を友達と認識する人物がいたり、徐々に蝕まれていく彼を見ると、切なくて儚い映画でもあります。それにしても、冒頭のナースのスローモーションでの走りっぷりは印象的でしたね。
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