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新・平家物語のアップルのレビュー・感想・評価

新・平家物語(1955年製作の映画)
3.7
吉川英治の「新・平家物語」を映画化した作品です。平安末期、権力の野望に燃える若き平清盛を市川雷蔵が熱演します。この作品は溝口健二監督の2本目のカラー作品で撮影に宮川一夫が参加しています。スタッフも役者も一流どころが揃っていますね。その中でも平清盛の母親役で出ている木暮実千代が嫌な女を見事に演じていて話を盛り上げてくれます。胸の谷間も凄い!市川雷蔵の濃い眉毛のメイクが可笑しくて物語の冒頭で出てきた時には笑ってしまいました。カメラの長回しや公家たちの外でのお遊び、坊主たちの集いの場面など見所が沢山ありました。
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