OSHO

白い巨塔のOSHOのレビュー・感想・評価

白い巨塔(1966年製作の映画)
4.1
人生初『白い巨塔』
1978年、2003年にテレビドラマ版があったのは知っていたけど、1966年に映画化もされていたのですね。
1978年ドラマ版とこの1966年映画版の主演は田宮二郎。

ざっくり大学病院の派閥争いの映画。

第一外科の教授が定年で退任することに。
次期教授候補に天才外科医の財前(田宮二郎)が上がるが、目立ちすぎるため、現教授の院政を敷けなくなり、利権を手放さないといけなくなるので、現教授は他の病院の男を推薦する。
そこから、それぞれの裏工作が飛び交う。

教授争い工作にうつつを抜かす間に、財前(田宮二郎)は自身の患者を1人死なせてしまう…

次期教授に財前はなるのか…財前の死なせた男の責任は…というストーリー。

このとき、田宮二郎は31歳のはずなんだけど、31歳で教授候補だったり、妾(二号)がいたり、
それから、ここまで風格があって、鬼気迫る演技ができる31歳の俳優がかつていたなんて!
田宮二郎、凄すぎです。

田宮二郎だけでなく、東野英治郎、加藤武、下條正巳、船越英二、滝沢修、加藤嘉、田村高廣など錚々たる俳優陣。
加藤嘉の役だけが、私は一服の清涼剤という感じでした。

田宮二郎の演技は凄すぎでも、裏工作ばかりの映画はどうも苦手です。

あと、手術のシーンは本物で、これも私は苦手でした。
OSHO

OSHO