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ビッグ・フィッシュのattoのレビュー・感想・評価

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)
3.8
タイトルも知ってるし機内映画にもだいたいあるこの作品。
だのに何故今日まで観てなかったのか---

2回続けて観てしまった映画は凄い珍しくて一度目は父の記憶や盛っている部分でストーリーがやや混同してしまったけど終盤は本当に見事な景色を見せてもらった。

人がただ集まっているだけの特別な事何一つないシーン、なのに何故か涙が止まらないのは知覚さえ出来ない真理のようなものが働いているからなんじゃないかと
それも含めてこれが真の演出なのか……

人生を全うしなければあの万回の拍手はもらえないしきっと皆も集まってはくれない
川岸で人生を終える事の概念をうまく視覚化してもらった気がする。

巨人カールが見事なスパイスになっている事は間違いないけど彼もこの映画公開した数年後に他界されていることをみると彼の遺作としても感慨深い。

2回目見ていると言語も耳に入ってくるし、実は魚がパパにそっくりだっり、清濁併せ持つシーンがふんだんに入っている辺りにティムバートンらしさ感じる

果たして運命の人出会った時に本当に時は止まるのか。止まった気もするしまだ止まった事無いような気もするからそれは死ぬ直前まで正直分からん

人生を舞台として詠んだエンディングの歌詞までがきっとこのbig fishという作品。
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