このレビューはネタバレを含みます
衣装、小道具、デッサンの繊細さ、音楽、対称性の画作り、などなど一つ一つおお〜!となるものはあったがそれらがバーンと一つに溶け込み、かつそこにサスペンスの要素がうまく調和できていたら、もっとワクワクできたのかもしれない
個人的には双子と銅像に模して隠れてる人がおもろくて好き
銅像の人は刺客だったのか?そしてラストのパイナップルはあれは単に不味かったのか確実に仕留められるように毒が仕込んであったのか?
男性陣のネコミミカツラはあれは史実でもああいうのあったのかとても気になるところ
とてもハッとさせられたのが終盤の夫人との情事を終えて互い違いに寝そべっている上からのカット 王家衛の欲望の翼の序盤のカットでも似たようなシチュエーションで似たようなカットがあったなあ
そしてザクロに関する会話
これは女性を縛る「ザクロ」から女性を解放する話だったのかな、相続の問題も絡んでくるからよくわからん
まあでも全てが夫人方の手中にあったということ!お見事!
そういえば、リンゴが印象的に劇中で使われてた気がするけど、古来からリンゴは男性と女性を強く結びつけるというイメージがあったらしく、不貞や愛欲の象徴となっていった、なんて歴史を背負ってる、だからたびたびリンゴが出てきたのかなあ...