これね、面白いです!!
オープニングからパイプオルガンの様な大きな不協音と顔の様々な部分のクローズアップ、ブレ、幾重にもみえる口と色々な部分で不気味さ満載。オープニングがこれまた長いんだ。
誰しもが一度は考える『人生やり直せたら?』そのチャンスは突如としてやってくる。
死んだはずの友人からかかってきた電話。
毎日が平凡で退屈していることを改めて気づかされたり。
自分の人生はこんなありきたりで後にも何も残らないこのままで良いのか?じゃあ変えようじゃないか!新しい顔と体で!て話。
60年代の作品だが『人生もう一度再スタート』にはリアリティがありアイディアは斬新だし映像もそんな古さを感じさせない。
狂気に満ちた全裸葡萄踏み大会!(イディオッツ思い出した)拒絶していたがどんどん慣れて行く元アーサーことトニー•ウィルソン。
しかしリスタートという奇跡には大きな代償が伴う。その代償に気づいた時は時すでに遅しでリスタートする前の自分が果たして何を求めていたのか?も気づいてしまう。
何とも人間の愚かさを描いたものなんだろうか。なんでもやってしまってから気づくパターンて本当多くて回避できないのが悔しい。
自分はこれをみて笑うセールスマンに近しいなと感じた。
おいしい話には裏がある。
こちらレンタルはあったとしてもVHSかな、5月の頭にセル版が発売されました。
これぞ恐怖だ!!と一部カルト的人気がある作品で自分もカルト本で出会いました。
にしてもちょっと古い時代のサスペンスって面白いし秀逸だなって思う。