してちゃん

夕陽のギャングたちのしてちゃんのレビュー・感想・評価

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)
3.5
金持ち達の客車に乗り込んでからの、ドアップここに極まれりパート、まずこれがすごくよかったです。
表情の醜さにこそ精神の醜さが乗る真実を10倍濃縮して見せてくれるものだから、その後の展開が気持ち良い!

そしてファン(スタイガー)の芝居が終始よかったです。とにかくファミリーを食わせる、そういう規模の環世界で生きる男が、アイルランド共和軍の古戦士と出会い、期せずして革命の只中に巻き込まれていく。
根っから素朴で情のあついファンの表情が、身に起こる事件で変わっていく。ほんと、表情で、魅せる。 クローズショット多用の撮り方、その長回しを堂々と活かし切る編集と相俟って、これが感情にくる。

Duck you sucker
からのスタッフロールが好き。顔。

ションションショーン🎵