このレビューはネタバレを含みます
『ゴーストバスターズ』の続編ですが、後日談的な印象でした。個人的なイメージ的では『Fate/Stay Night』をやった後に『Fate/hollow ataraxia』をプレイしたような感じ。（分かりづらい←）
普通2作目となると、以前よりパワーアップさせて、新メンバーを追加するという傾向が強いですが、今作はかなり現実的に、ゴーストバスターズのその後の話を描いています。まさか前作での影響等によって解散させられてたとは…。少し悲しく感じたところです。
メンバーはそれぞれの道を歩んでいる訳ですが、ディナが怪奇現象に見舞われたことによって、再びゴーストバスターズのメンバーが集まり活動を再開します。
調査の過程で段々と以前のような活気をメンバーが取り戻していったり、ピーターの成長が見られたりと、キャラクターの心情の変化が大変よく描かれているように感じました。
その反面、ボス等は少々味気なく感じたり、ゴーストとの接触も前作よりは抑えたものになっていました。（盛り上がりに欠ける？）
その為、続編としてみるよりも、彼らがその後どうなったのかを知るために見た方がしっくりきます。
しかし、けして今作は駄作ではありません。むしろ今作を観て、はじめて『ゴーストバスターズ』という作品がまとまると思います。
総評としてみれば、本当に後日談的な内容。しかし「すべてを失った男たちが悩み、苦悩しながらも少しづつ信頼を取り戻していく」少し大人な映画なのかなと私は感じました。
詰まるところ、『ゴーストバスターズ』という作品は、「鈍臭くて、泥臭い男たち」の話だと思うのですが、リブート版では全員を女性に変えたとは言え、そのような表現をしきれていなかったのではないでしょうか。この1作目、2作目を観て、リブート版を思い返すとその点が物足りなさだったかなと思います。
ただ、全てを視聴して思ったことは…
「ゴーストバスターズ」最高！！！！
Who you gonna call?
(Ghostbusters!)
