アイスティー

白いリボンのアイスティーのレビュー・感想・評価

白いリボン(2009年製作の映画)
3.6
登場人物似すぎてて頭が混乱して、映画を途中で止めて、ネットで人物を頭で整理してから見直した結果、見終わるまでにめちゃくちゃ時間がかかってしまった。
ストーリーの難解さを跳ね除けるくらい演技や演出が凄すぎて、それだけでも見る価値があった。
理性の極致で作られた映画という感覚。

そしてエヴァの一挙手一投足が可愛すぎて胸が苦しくなった。ずっと笑顔でいて欲しい。彼女を見ると泣きたくなる。
ジャンプヒロインばりの純真無垢100%女子だからこそ、意中の教師に誘われた「森の池でのピクニック」を頑なに拒否したことが、作中で一番不気味に映った。

含みを一切持たせないキャラクターのふとした謎が、構造的には結局1番不気味に映るということがわかり、すごく参考になった。