あや

柔らかい肌のあやのレビュー・感想・評価

柔らかい肌(1963年製作の映画)
3.6
妻子ある中年の文芸評論家ピエールは搭乗した飛行機のCAのニコルと不倫に溺れる


同じエレベーターに乗り合わせて、一緒にホテルの部屋で関係を持つまでの流れが完璧。
二人きりのエレベーターで交差する視線。ホテルの部屋で鍵を間違え、ニコルがつけた明かりを消すピエール。この一連の動作に観ている方はドキドキさせられてしまう。

あと、見どころなのが変態的ともいえる脚を舐めるように撮るカメラ。
ベッドに仰向けになっているニコルの上半身からカメラはゆっくりと下半身へ移動し、ピエールがガーターベルトを外し、ストッキングを脱がす。脚への異常なこだわりを感じられるこのカメラワークはとてもエロティック。


カトリーヌ・ドヌーヴの姉であり、本作品でCAを演じているフランソワーズ・ドルレアックが完璧なまでの魅力を出している一方で、相手のピエールに全然魅力感じなかった…ムッツリスケベっぽいな〜最後痛い目に遭うオチとかないのかな〜と思いながら観ていた。
あや

あや