柔らかい肌の作品情報・感想・評価

「柔らかい肌」に投稿された感想・評価

あや

あやの感想・評価

3.6
妻子ある中年の文芸評論家ピエールは搭乗した飛行機のCAのニコルと不倫に溺れる


同じエレベーターに乗り合わせて、一緒にホテルの部屋で関係を持つまでの流れが完璧。
二人きりのエレベーターで交差する視線。ホテルの部屋で鍵を間違え、ニコルがつけた明かりを消すピエール。この一連の動作に観ている方はドキドキさせられてしまう。

あと、見どころなのが変態的ともいえる脚を舐めるように撮るカメラ。
ベッドに仰向けになっているニコルの上半身からカメラはゆっくりと下半身へ移動し、ピエールがガーターベルトを外し、ストッキングを脱がす。脚への異常なこだわりを感じられるこのカメラワークはとてもエロティック。


カトリーヌ・ドヌーヴの姉であり、本作品でCAを演じているフランソワーズ・ドルレアックが完璧なまでの魅力を出している一方で、相手のピエールに全然魅力感じなかった…ムッツリスケベっぽいな〜最後痛い目に遭うオチとかないのかな〜と思いながら観ていた。
mk

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3.5
トリュフォーの脚フェチが移っちゃうよというくらい多い美脚ショット
主人公中年おじさんを映したものが半分。彼の目線の先を映したものが半分。と言われるほど。繊細な表現が一般的な不倫ものの作品と異なる味を出させる。表情ではなく視線の演技がこれまた◎
お互いが意識するエレベーターのシーン。昇りと下りの体感時間の差をうまく使って、絡み合う視線によるロマンスの始まりを感じさせてくれる。
チャラ男の結末。
"二兎を追うもの一頭も得ず"どころか途中途中ニコル以外の女もみていた。
結局この男はニコルとくっ付いても同じ事を繰り返すだろう。
主人公のオドオドした演技はうまかったな。
古い映画だけど不倫がネタなだけに見易かった。
最後の奥さんの笑みは怖かった。
Moe

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4.2
不倫の悲劇だけれど、描き方が美しい。スチャワデスのヒールから始まり、ホテルのドア前の並んだヒール達、ニコルの美しい脚、デニムではなくスカートを求めるピエールの魅力もありすぎ。
ラストが衝撃だったけれど、女心を分からないピエールと長年寄り添った奥さんはなかなか可哀想だった。
Ricola

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4.0
著名な評論家のピエール・ラシュネー(ジャン・ドサイ)はある日、リスボンへの講演へ向かう旅程でCAのニコル(フランソワーズ・ドルレアック)と出会う。すぐに2人は惹かれ合うが、ピエールには長年連れ添っている妻がいた…。

サスペンスとまではいかないけど、サスペンス調のラブストーリー。

フランソワーズ・ドルレアック、ドヌーヴに劣らず美しい。

「柔らかい肌」というタイトル通りの作品でもあった。若い女性の柔らかい肌ということ。だけど過度なエロティックではない。

パッパッと切り替わるカメラワークが印象的だった。

トリュフォーって、登場人物に関して熱を込めて撮るというより、客観的に少し冷めた感じでみている気がした。

特に女性の心理を描くのがとても巧妙。

実際の事件を元にしていると聞いて驚いたような納得したような。
ptzkk

ptzkkの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、ぶっぱなしてからの奥さんの表情が最高。あと愛人の足の触るショットが良い。まとめると結構いい映画
ラストこわいよ…奥さま
全くな脚フェチやなあ、綺麗に撮ってる

トリュフォー作品の不倫系だったら『突然炎のごとく』のほうが好き
同じ題材でも何かが違う……

フランス映画って、やっぱどっかしら高級だなあ
宇京

宇京の感想・評価

4.0
人称の切りかわりかたがなめらかすぎてやばい、映画ってやばい、あと、夜、別れぎわ、家のまえで女が「私を思い出して」って言ってドキッとさせられて、二度目の家のまえの場面では「私を忘れないで」と言う、そのへんのセンスの感じもやばい。
不倫の悲劇。女心をちっともわかってないおじさんのせいで、奥さんは誰も幸せにならない結末を選ぶ。なんてドラマチックなんだ!

フランソワーズドルレアックが死ぬほどかわいい!衣装も髪型も!
おじさんはスカートがいいって言うんだけど、ジーパン姿もめちゃくちゃ良かったです。美脚!!
それと彼女はダンスもとっても上手なんですね。ごちそうさまです。

ピエールのアパートが中2階のメゾネットで、照明を付けたり消したりしながら家中を歩き回るのが楽しかった。寝るときに、ハンドルをくるくるして寝室とリビングを隔てる壁を出すのがなんかダサかっこいい。当時の最新式って感じ。
か

かの感想・評価

4.0
丁寧に、丁寧に紡いできた物語を、最後一瞬で破壊する女が痛快を通り越してもはや笑える。トリュフォーの脚フェチが終電車同様滲み出ていてよい。
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