柔らかい肌の作品情報・感想・評価

「柔らかい肌」に投稿された感想・評価

(画像写真が違うようですが?)
飛行場に向かう時、飛行機に乗り込む始めから焦っているピエール.出演者がみな焦っている様に見える作品でした.ピエールは講演に来ても、ニコルを連れて行きますが、彼女は来場できずにホテルで一人泣いています.ピエール自身は立場と時間に追われ、ニコルと妻を上手く相手ができないでいます.出演者それぞれが勝手で自分の思う通りに動いてくれないと、別れる選択をしてしまいます.ピエールやニコル、妻の余裕の無い心、冒頭からの焦りの心理描写が上手く作品に反映されていました.始めから何故だか観るこちらがいらっとくる役柄をピエール役のジャン・ドザイは適役で上手く演じています.妻もすぐに夫の不貞に精神を追い詰め取り返しの付かない事態を引き起こします.ニコルもピエールの立場を考えるだけの広い気持ちがありません.一番上手く女性を操れないピエール、上手く自身の心と時間をゆとりを持って行動すれば良いのに、焦り決着を付けてしまいます.とにかくトリュフォーの心理描写が上手い作品です.
● '98 10/17〜30『味覚の街パリ〜パリの横顔 Vol.3』特集上映
(初公開: '65 5/11〜)
配給: 日本ヘラルド
特集上映
共催: 京都市/パリ市/味覚の街パリ実行委員会
共同企画: パリ市・パリ東京協会/ビデオトーク・ド・パリ/Bunkamura
ワイド(ヨーロピアンビスタ) B/W
モノラル
10/23 16:30〜〜 ル・シネマ1にて観賞
フィルム上映
ビデオプロジェクターによる字幕付き
作品パンフ売り切れ
共通パンフ購入
軽く寝る

このレビューはネタバレを含みます

サスペンス調の不倫の話。公開当時は酷評だったそうですが、私は良かったです。

不倫関係のピエールとニコラの心の機敏が細やかに描かれていて、例えば視線の絡み合い(ニコラがプレゼント越しにピエールを見たり、振り返って見たりetc.)が印象的でした。フランソワーズ・ドルレアックの魅力も存分に発揮されていたと思います。表情が美しく、ダンスもすてきでした。(生きていたらカトリーヌ・ドヌーブと同じく大女優になっていたと思うので、本当に残念……)
またヒステリー気味のフランカの存在感も大きかった。(やはり最後の笑みが……)

トリュフォー作品にはよくあると思うのですが、優柔不断で煮え切らない男と、はっきりした意志を持つ女たちという構図が明確でした。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.3
妻子がいて地位も名声もある男が、若いスチュワーデスに恋をしてしまう話。
まあそんな設定はよくあるっちゃよくある。
そしてこの男が煮え切らない。ホテルに置いてきた彼女に会いに行きたいのに関係者の誘いを断れず、妻、不倫相手、周りの誰に対しても揺れに揺れ、ごにょごにょしちゃうんですよ。

トリュフォー監督が「華氏451」の映画化権を取ったが撮影まで四年かかるとわかり、「映画術」(ヒッチコックへのインタビューから、映画の撮影方法を書籍にした。世界的大ヒット)のインタビューを行った頃、夜のタクシー内で激しいキスをするおそらく不倫カップルを見て今作を立案したそうです。

残念ながらカンヌでは酷評。興行的にも失敗したそうです。

映像的にはヒッチコック色を取り入れ、ちょっと面白くなっているんですよ。
しかし演出方針にはヒッチコック色は入れず、起きたことをありのまま提示することを選んだようです。その分、主人公設定が共感を得られなかったのでしょうか。
ドルレアックって⁈
資生堂が長きに販売の、最下位ランクながら上品さを失わない容器に入る乳液は、彼女から?
彼女は魅惑的だ。
リオの男
は、見る気がしない。
ロシュホールは、妹と華が2人
結局、今作でトリュフォーを引き出したから、彼女は永遠になった。
物語の結末は、不倫で熟年男性が陥る、想像できる範疇。
ラストは、監督の妙が冴える!
後は通して観れる、ドルレアックの美しさだ。
・ポランスキー監督の、
袋小路
は、志向で所有も見ない。
若くて美しいニコルと中年の不倫物語。
前半は若い不倫相手、後半は妻とのストーリが繰り広げられる。
若いニコルの好奇心で一夜の遊びかと思いきや、意外に二人の関係は続く。
男は都合よい言い訳を並べたて不倫あるあるの展開だが結末にはびっくり!
BGMと相まってサスペンス仕立て。スリリングでドキドキさせられる。
期待以上。とても面白かった。
Kazuho

Kazuhoの感想・評価

4.5
レオナール・フジタ(藤田嗣治)の絵画を押し付けあってたの最高だったな
今年は藤田嗣治没後50年ですね
TaiRa

TaiRaの感想・評価

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新聞の三面記事にあった事件から着想したとか言う映画。お話はしょうもない不倫話だが面白い。

評論家の男が講演会へ行く為に乗った飛行機で美しいスチュワーデスと出会い不倫関係になる。フランソワーズ・ドルレアックは登場時からただならぬ雰囲気が醸し出されていて素晴らしい。脚を強調した脚フェチ映画。ホテルで再会した時の長い長いエレベーターの沈黙シーンのカット割が印象的。女との食事の約束を取り付けた男が部屋中歩き回りながら扉を開け電気をつけて行くのが面白い。よく電気の点灯/消灯が出て来る映画。ついに一線を越える2人がホテルの廊下から一言も交わさずに部屋に入るくだりがサイレント的。扉の鍵を開ける、開かない、部屋番号、鍵の間違い、部屋に入る、女が電気をつける、男が電気を消す、暗闇のベッドでキス。パリへ帰った後も逢引を重ねる2人。女の家に泊まりたい男と消極的な女。クラブで踊っている彼女を眺めている男がパッと閃いて新聞を開くと安ホテルの広告が映るなんてのもバカっぽくて良い。満室だったホテルの受付で居心地悪そうにしてる女がリアル。ラブホテルあるある。やっぱり女の家に泊まろうかとアパルトマンの前でだらだらやってるのもリアル。男が出張先に彼女を連れて行くが結局女は放ったらかしにされる。上映会の解説が終わった男が友人と外へ出る時、外で待っている女との無言のやり取り。優柔不断な男は女を気にするが何もしない。主観ショットの連なりが良い。妻に不倫がバレて離婚したいと言われてもとりあえずセックスする。セックスはするがヨリを戻したいとは言わない。こんな男の末路は大体想像がつく。すれ違いが重なるクライマックスはスリリング。

『アメリカの夜』で自らネタにした猫のシーンは撮るの大変だったろうな。
一

一の感想・評価

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トリュフォーは脚フェチなのか、あの撮り方スケベだよホントに。安っぽい不倫と安っぽい殺しでも終盤はそれなりのサスペンス。ガソリンスタンドの陰でスカートに履き替えて出てくるフランソワーズ・ドルレアックかわいい。
サスペンス調に描かれた、シンプルな三角関係不倫劇。若い女性に変態的に夢中になっていく主人公の既婚者中年男性(ジャン・ドザイ)。彼を嘲笑い見世物にするかのような滑稽でコミカルなシーンがちょいちょいあり、恋に盲目になる男性を愛すべき存在として描くトリュフォーが、この男性に対しては冷ややかな視線を送っているようで、味わい深いです。
終始無表情を貫くジャン・ドザイの謎の演技も見応えあり。
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