1995年 米 レイチェル・タラレイ監督
イギリスのカルト的な人気SFコミック「Tank Girl」の映画化
舞台は2033年の近未来。巨大彗星の衝突で砂漠化し絶滅寸前の地球。
わずかな水と電力を独占するケスリー率いる悪党組織ウォーター＆パワー社が牛耳っている。
自由気ままでタフなネエチャン、レベッカ（タンク・ガール）は、ケスリー一味に捕まった仲間の少女サム救出のため、生真面目な整備士ジェット・ガールを引き入れ、盗んだ戦車に乗り挑む。
パンクなファッションのタンク・ガール（ロリ・ペティ）と、ハリウッド進出したばかりの頃のナオミ・ワッツ演じるジェット・ガールのデコボココンビ。
もう一歩ノリきれなかったのはロリ・ペティにグッとこないのと、ナオミ・ワッツのなんとなく中途半端な演技でしょうか。
人間とカンガルーのDNAを合わせて作られたミュータント達のユニークな特殊メイクキャラや、悪党一味が使う体の水分を取り出してしまうギアが笑えます。
イギー・ポップも登場したり、パンク/オルタナティブ・ロックが炸裂する中、コミック原画も頻繁に挿入される楽しいパンクSFコメディでした。
