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Life 天国で君に逢えたらのCAMELのレビュー・感想・評価

Life 天国で君に逢えたら(2007年製作の映画)
3.0
6年振りの投稿です!この間に私は病気を経験して、重いテーマの映画にはどちらかというと向き合いたくない気持ち。ましてやタイトルでシナリオがわかってしまうありきたりなお涙頂戴の映画はそもそも好きじゃない類…

なのでしっかり観るつもりはなかったのです。たまたま放送されてて、序盤から幸せを築くあたりまでは「歯の浮くセリフきついなあ」とか笑いつつ流し見していた。でも雲行きが怪しくなってきてから音量を上げた。突如として人生の終末がちらつき始めて、急に生々しくなったから。

極限状態になると自分じゃなくなってしまう感じ。実験室のような病室で一人ぼっちになる感じ。事実を受け止められない弱さ、何も出来ない情けなさ、死ぬのが怖い気持ち。今だから、それがリアルとわかってしまうんだな。
まあそれもおもしろいと思える映画が増えるってことで、いいかも?

人は余命が見えた時にどうするのか?家族はなにを思うのか?それは一人一人違う。これは「ありきたりなお涙頂戴の映画」なんかではなく、飯島夏樹というひとりの勇敢で優しいウインドサーファーの事実。たった一つの感動の物語でした!
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