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桐島、部活やめるってよのmasaのレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
3.8
これ映画部の話も入ってるとは全然知らなくて、すっかり無視してました…笑
今更ながら観賞。
なかなか興味深いシーンが出てきて微笑ましい。それぞれの青春群像劇。面白かった。映画部最高。
原作朝井リョウ。監督吉田大八。

学校一の人気者である男子生徒・桐島が部活をやめたことから、少しずつ校内の微妙な人間関係に波紋が広がっていくさまを描く。

とある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也(神木隆之介)は、クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。そんな彼の学校の生徒たちは、金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、一方暇を持て余す帰宅部がバスケに興じるなど、それぞれの日常を過ごしていた。ある日、学校で一番人気があるバレー部のキャプテン桐島が退部。それをきっかけに、各部やクラスの人間関係に動揺が広がり始めていく……

何事にも情熱を傾けることができず野球部もサボり、彼女がいるものの恋愛にも夢中になれないでいる宏樹(東出昌大)。
彼女がいる事を知りつつ方思いの宏樹がバスケをする姿を見ながらサックスの練習するのが日課の吹奏楽部の部長亜矢(大後寿々花)。
死んだ姉と比べて何をやっても上手くいかない自分を嫌って、友人にも心を開かないバドミントン部の実果(清水くるみ)。
そしてなんといっても一番感情移入できたのは、映画部の部長前田(神木隆之介)です。
そんな周囲の騒ぎのことなど露知らず、仲間と共にゾンビ映画の撮影へ熱心に取り組む。しかし顧問はゾンビにリアリティはないと乗り気ではなく……笑

それぞれに青春の葛藤があり感情移入できた。
神木隆之介が映画を観た後に片想いの橋本愛に遭遇し、噛み合わない映画の会話をするところは最高☺
その映画が『鉄男』なのがマニアックな映画愛をまた感じる。
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