桐島でてこないんかーーーい!ってね!
リアル。とてもリアル。
女子の、絶対に本音を出さずに保つ、独特なグループ感とか、この、自然に生まれる気持ち悪い各々の地位的グループみたいな感じとか。
桐島という存在が突然消えて、彼の存在に依存していた(彼ありきの生活をしていた)彼ら自身のバランスが崩れていく様を見事に巧みなカメラワークで表現したな~~というかんじ。
ぐだぐだ考えて、立ち止まっている宏樹くんと、対象的に今のことしか考えてない前田くんが会話するラストシーンが一番すきだ。
まっすぐな前田くんにあてられて、からっぽな自分に気づいてしまった宏樹くんが、涙を流すっていう。
非常にちいさな世界の中で繰り広げられる、一週間にも満たない人間同士の心理的戦争映画だった。
原作は、読んでないのでよくわからんし、ぐだぐだ感想述べてるけど、面白かったっていうのと、
この、日本人にしかきっと伝わらない、外国人にはきっと感じ取ってもらえない高校生活の感じが、純邦画だよな~~~というところがすき。
そして、ぐっど松岡茉優。ありがとう東出昌大。