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少年は残酷な弓を射るのからあげのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.6
“ウォールフラワー”で爽やかな笑顔で
魅力を発揮したエズラ・ミラーが真逆
の笑顔がないサイコ少年役で出演して
いる。

とっても捉え方が難しい作品だった。
作り手の伝えたい意図が分かるようで
??って考えたりする。
個人的には愛情不足だけで度を超えた
犯罪をしている少年には生まれつき足り
てない脳の仕組みだったのでは‥?とか
思ったりした。

自分の子供を心から愛せない母親、自身も親か
ら愛情をもらい育っているならば、なぜ子供を
愛せないんだろう‥?
作品観る限りでは赤ちゃんの頃から自然と湧か
ない愛情を無理して湯沸かしポットで沸騰させ
たような母親自身も無理している愛情を見た。
しかし下の妹にはたくさんの愛を持ち守る母親
の姿があるんですよね〜

母親は少年に対して産まれてすぐに違和感を感
じ愛が持てなかったようにも思えた。

しかし、少年がずっと母親の愛を求めていたの
はラストのシーンで伝わってきて、母親もずっ
と息子が心を開いてくれるのを待っていたよう
に感じる。
あのラストはとても好きだった。

これはフィクションだけど、被害者がいるから
には悲しい母親と息子の物語では済まされない
気もする。

作り手の伝えたいことがエズラ・ミラーが
美男子過ぎて、そこが強調され過ぎて強調して
るつもりはなくてもエズラミラーならばそうな
ってしまう。あま〜しかし、
そこも見せたかったのなら成功作品だと思いま
す。
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