浴槽で瓶ビール煽ってる菅原文太はかっこいいけど、カメラが引くとおかあさんも一緒にお風呂入ってて笑う。
たいていはメンタルのみのおかあさん大好きだけど、この映画の場合はフィジカル含むおかあさん大好き。
作風から石井輝男系列の監督さんかと思ったら、佐藤純弥についてたひとだったみたい。
当時の東映のヒロイン中島ゆたかと、大映のヒロインだった江波京子との対峙が熱かった。女賭博師シリーズあってこその緋牡丹博徒だったからね。女賭博師シリーズ１７作を送り出した大映は倒産して、藤純子は結婚引退したあとというのもなんとも対照的。
冒頭は覆面強盗。躍動する千葉真一。ド汚ねぇ田中邦衛。勝手に絡んでいっては自滅していくバイクアクション。運動神経が極端に悪そうな黒人。カミソリへのフェティシズム。大しけの漁港など、見所が多いわり、全体としてみたら、いまいちという不思議な映画。
