ザリくん

ローマの休日のザリくんのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
3.8
オードリーヘプバーンとかいうオーラの塊。劇場のスクリーンに映し出されるために創造されたかのような顔してる。

モノクロなのに思い出す時には煌びやかに着色されているロマンス映画。
世界で一番のお姫様が世界一の観光デートをする。身分違いの恋ながらも重々しくないラブコメなので肩の力を抜いて楽しめた。結末の引きも好き。
白黒時代の名作って、話が古典的に面白いけど画面が地味で中々敷居が高いイメージがあるが、ローマの休日は全然退屈にならない。演技と演出がハキハキしてるからかな。

アン王女が髪をバッサリ切るシーン好き。開放感で表情が柔らかくなるのと同時に元々の凛々しさが際立つし、首の長さが2mから3mになったから。

例の真実の口の下り、あれアドリブだったのだと初めて知った。グレゴリーペックの対応力すげ〜。
記者団の最前列でそびえ立つクソ邪魔遮蔽物になってるグレゴリーペックも好き。
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