Kaito

ローマの休日のKaitoのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.3
Amazon Prime にて見放題で配信されていたので、鑑賞。オードリーヘプバーン演じるアンが夜中に宮殿を抜け出し、グレゴリーペック演じるジョーと出会うことから始まるラブストーリー。世界的にも有名なこの映画がなぜこれほどまでに評価され、有名なのかというのが鑑賞することによりはっきりと分かったような気がする。その理由としてまずアンの純粋な外の世界を楽しみたいという感情をへプバーンが演技によって表現するのがとても上手であるという点である。ジョーはアンのやりたいことをさせてあげるいわば外の世界の案内人のような役割であり、登場する人々が物語内においてはっきりと役割付けされていた点も素晴らしかった。白黒映画は温かみがないなどと言われがちであるが、この映画からは製作者、出演者の気持ちの熱さ、そして身分を超えた2人の恋の熱さまでもが伝わってきたような気がした。
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