ブタブタ

ハロウィンのブタブタのレビュー・感想・評価

ハロウィン(1978年製作の映画)
5.0
昔、今はなき月曜ロードショーではやたらホラー映画をやってた。
今考えると信じられない程地上波放送映画のラインナップは充実してた。
しかし『ハロウィン』に限っては午後ロー。
間違いなく初見はテレビ東京(あの頃はまだ東京12チャンネルか?)の午後ローであった。
新作で真・続編『ハロウィン』『ハロウィンKills』公開で盛り上がる元祖カーペンターの『ハロウィン』🎃
『悪魔のいけにえ』に比類するホラー映画は本作のみだと思う。
13金等のスラッシャー・スプラッター映画の潮流とは明らかに方向性が違う。
『悪魔のいけにえ』が「狂気」という目には見えない物を描き、『ハロウィン』は同じくマイケル・マイヤーズという得体の知れない存在の狂気や不気味さを描きながら、その全てを静寂によって表してる。
気の狂う様な静けさと冷たさ。
だからホラー映画史に燦然と輝く傑作たらしめているのだと思う。
これもヒット作の宿命でボンクラ続編が延々と作られる羽目になるも真・続編の登場でまだまだ世界観は広がりそう。
その為には新三部作完結編の出来に掛かってる。
マイケルは絶対に死なないからこれからも続編は作り続けれるだろうし。
この『ハロウィン』のマイケル(ブギーマン)だけは他のホラーキャラクターと違ってお笑いキャラクター化してないから、まともな続編を作り続けられる余地を残してて、やっとそれが40年後の現在始まった感じ。
ブタブタ

ブタブタ