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地獄の謝肉祭の一人旅のレビュー・感想・評価

地獄の謝肉祭(1980年製作の映画)
3.0
アントニオ・マルゲリーティ監督作。

イタリアの映画作家:アントニオ・マルゲリーティがアンソニー・M・ドーソン名義で1980年に撮った作品で、ベトナム帰還兵が血肉を求めて街中を彷徨うカルトホラーです。主演は70年代を中心に多くの映画に出演したアメリカの名優:ジョン・サクソン。

本作はジョージア州アトランタとローマの映画スタジオで撮影されたイタリア映画です。戦地のベトナムでカニバリズム(人肉嗜好)に目覚めた二人の米兵が帰還後に人々を襲い始めるというシチュエーションで、米兵に咬まれた者もカニバリズムに目覚め人々を襲撃するようになるというパンデミック型のゾンビ物バリエーションとなっています。

最大の見せ場はグロテスクなバイオレンス描写で、血まみれの人肉を貪り喰ったり、目玉を力づくで圧し潰すといった光景がなかなかショッキングですが、B級ホラーのお約束であるお色気は不足気味です…。
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