Inori

心霊写真のInoriのネタバレレビュー・内容・結末

心霊写真(2004年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

結構怖い。元祖っぽい王道幽霊映画とも言える。出てきて、謎を解いて、葬ってオチ、という展開。ちょっと観方を変えるとコメディになるので(『リング』とか『呪怨』みたいな)、そういうのに慣れている人はコメディとして観ることもできる。過去の出来事を知っていく探偵要素もちゃんとあるし、最後もすっきり(?)終わってるけど、いろいろ気になることもある。(なぜあのタイミングで出始めたのかとか、なんでネガを置いてあるんだとか、死体のニオイとかハエとかどうなってんのとか)。最初間違えて女の子の方に出てきちゃってて、きっと後で「あ、間違えた」とか思ってたんじゃないかなあの幽霊。あと、肩に乗ってるとは思ったけど、あんな乗り方なのね。なんで?!頭の上に立ってても怖いわ。そういうこと?そういう訳分からないところがちゃんと怖かったです。

今ではフィルムで写真を撮ることがなくなったので寂しくなったものだ。デジタル写真ではなかなか心霊写真は撮れない。以前写ることができた霊たちも寂しがっているんじゃないかな。

霊って、現れ方や追いかけ方をいかにクリエイティブにするかにかけてる気がする。どうやって横に立とうかなぁ。どうやって上からぶらさがろうかなぁとか、いつもワクワクしるんじゃないかな。霊は何をしたいんだろうか。霊よりも、あんなことして普通に生きてられる男が怖い。
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