スパイもの x コメディ は相性がいいと思うのです。緊張と緩和が生まれやすいからですかね。「Mr.ビーン」シリーズでおなじみのローワン・アトキンソンさんが、お茶目によく喋るアホなスパイを演じています。
きちんとお笑いをしてくれる、という感じです。ずっとフリとボケ、フリとボケ、が続きますので、安心して見ていられます。何も考えなくてもいいです。ただ笑うためだけの映画です。
クライマックスもド定番のオチできちんと終わる。ある意味、期待を裏切らない、ですね。
でも、なんていうか、映画である必要がない。んです。
一本の映画を見たという満足感に浸れるかと言われれば、それは得られなかったという感じです。コント特番、みたいな感じ。このあたりが今回のスコアの根拠かもです。
…?となってしまうシーンもあり、後味に大満足というわけでもない、です。全体的に子供向きかもしれません。ユーモアの質が、一言でいえば「くだらない」のですよね。
私が大人になってしまったからかもしれませんが、「アイアンマン」や「TED」のほうが、ユーモアの質が高い?と感じてしまいます。
大人っぽすぎる?狙いすぎた?ユーモアもどうかと思うのですけどね。「フィフス・エレメント」とかそうですね。