このレビューはネタバレを含みます
冒頭、一瞬の視認がまるでスイッチであったかのように物語が始動する。レコード屋の試聴室での乱反射のような視線の応酬に息をするのを忘れそうになる。そこから行き着く先にある「あなたをしっかりと覚えておきたい」というやりとりの中でぴったりと合う視線に胸が熱くなった。
エンドロール前の街の描写もとてもよかった。いつかウィーンであてもなく街歩きをしてみたい。
「わかり合えなくてもいい、わかり合おうとすることが魔法」ってなんて素敵な言葉なんだ。繰り返されるふたりの魔法を目の当たりにすると、たった一夜であそこまで強く惹かれ合うことに納得せざるを得なくなる。
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2021/2/13 Amazonプライムビデオ
結末が決まっている映画は安心する。
一晩だけとわかっているから見せられるものもあったし、一晩だけだから見えなかったものもあるんだろうね。
このあと会えなかったとしても一生綺麗な思い出になっていくんだろうし、会えたら会えたでどうなるのか早く続きが観たいです。
