ふたりの若さと美しさ。
ユーモアのある自然で多様な会話のやり取りが本当に楽しかった。
時に流れる無言となる時間もまたロマンティック。
ずっと微笑ましかった。
運命の恋。
身悶えた。
挨拶、質問、冗談、誘惑、嘘、告白、相談、皮肉、体験談、感想、不満、賞賛、後悔、攻撃、防衛、自慢、自虐、依頼、共感、反論、謝罪、比喩、即興演技、説得、不安、世界観、希望、そして約束。
コミュニケーションを生むたくさんの種類が会話にはあるけれど、それが多彩に盛り込まれていたように感じる。
こちらが歳と経験を重ねたからか、昔よりも満足度が高まってました。
とはいえ、電車で見知らぬ異性に一目惚れをして声を掛けた、なんてこと人生で一度もないけれど。
声を掛けたくなったことはあったかな。
あったのに勇気が無かったのかな。
それはともかく、ふたりにとって恋の障害となるのは、明け方までのタイムリミット、そしてアメリカとフランスという距離。
大きな障害、たとえば、家庭環境、恋のライバル、重い病気、交通事故、多額の借金、精神疾患、犯罪、ドラッグ、災害、記憶喪失、戦争、などなどの要素や劇的な展開がなくても、大きな葛藤があったし、魅力的な作品になっていた。
大満足。
映画館で観られて良かったです。